みなさん、「キャッチ&リリース」ということをご存知ですか?
私は、何となく聞いたことがありましたが、多数の方は何のことが分からないと思います。
これは、ブラックバス(本来は外来魚)釣りを楽しむスポーツフィッシングのみなさんが、ブラックバスを釣ったら、再放流することであります。
昨年の暮れに、突然メールが知人から入り、釣り人の方から「キャッチ&リリース」のリリース禁止に反対の要望書と提案書を県に提出したいので、どのようにしたら良いか教えてほしいとのことでした。
私は釣りをやらないことから、まずどこが担当かというところから調べました。
外来魚駆除の陳情が農政部で上がっていたことを思い出し調べた結果、なぜか農政部園芸特産課?の中に水産係があり、そこでいろいろ聞きました。
現在、ブラックバス等外来魚(オオクチバス・コクチバス・ブルーギルをいう)は、魚食性が強く、繁殖力も旺盛であることから、漁業被害や在来生態系に与える影響が懸念されています。
長野県及び長野県内水面漁場管理委員会においては、長野県漁業調整規則及び内水面漁場管理委員会の指示で外来魚の生息域拡大を防止するための規制をしてきましたが、いまだに生息域は拡大傾向にあるので、これ以上の生息域拡大を防止するため、長野県内水面漁場管理委員会では、リリース禁止の規制の必要性について検討をしているところでありました。
よって長野県内水面漁場管理委員会が最終的に判断をし、リリース禁止するかを決定するわけであります。
そこで昨年8月に、漁業協同組合(漁師の方たち)と釣り人との意見交換会が諏訪で行われ、この1月10日には、それぞれの代表者が意見を述べて判断材料になるように、意見を聴く会が開催されました。
恥ずかしながらこの経緯は全くと言うほど、調べるまで知りませんでした。
県の対応
・ 従来からの「バスを駆除する」との基本姿勢を堅持し、違法放流の防止・生きたままでの持ち出し禁止に全県で取り組んでいく
・ 具体的な駆除対策事業については、地域での合意形成を図りながら準備の整ったところから地域の申請にもとづき遂次実施していく
漁業協同組合の主張
・ ブラックバスが増加したのは、違法放流によるものである
釣り人の主張
・ 琵琶湖からワカサギの放流をする時に、ブラックバスも混じって放流の可能性があるのではないか
・ 人口なぎさ(コンクリート護岸)によって、繁殖場が確保されたのではないか
以上です。これらは私なりに調べました。
1月7日に、釣り人代表の方と要望書と提案書を持って、県の農政部園芸特産課に行きました。そして意見を聴く会の開催された日の夜に、釣り人の集会があるので、出席依頼がありましたので出席をいたしました。
県内外からバス釣り愛好者が、約60名ほど集結し、熱気ムンムンの会場の雰囲気でありました。
釣りのことでこんなに議論が活発化し、みなさんの強い熱意がに感じられました。
バス釣りは全国で290万人ほどの愛好者がおり、フィッシングのシェアはトップであるようです。
私も知りませんでしたが、野尻湖は全国的にもバス釣りで有名であり、信濃町の夏の観光に貢献しているようであります。
集会に出た意見
・ 漁業と対立するつもりはない
・ 限定した水域での公認釣り場の設置
・ 提案として、県内の主な湖沼河川にて、遊漁を行うものから、一人につき1日300円を徴収すると過去の遊漁人数から年間約1947万円となる。
これをブラックバスの駆除対策の財源や湖沼河川等の環境整備に当てること
・ 諏訪湖でのブラックバスの激増は違法放流だと言われるが、実際諏訪湖はリール釣り禁止で、バス愛好者は諏訪湖では釣りをしないので、そこで違法放流するとは考えられない
・ リリースしている所の方が、バスが減っているのが現状
・ 大きなバス釣り大会を行い、観光の振興につなげたい
他にも3時間以上に及ぶ白熱した意見交換でありました。
私の私見
漁師と釣り人の住み分けがしっかりできれば、問題が解決し「ゾーニング」と言われますがバス釣り専門の貯水池を作り、そこへその他の湖沼河川のバスを放流などをする等の対処を取り、
これによりバス釣り愛好者が全国津々浦々から集まり、その結果長野県の観光振興にもつながると考えられます。
当然、そんな簡単な事ではない事だとは思います。
しかし 、最終的に漁業協同組合とバス釣り愛好者でお互い対立するのではなく、両者で譲歩し、円満に解決する。
つまりフィッシャーマンと組合・受け手と送り手・需要と供給のバランスがいい意味で引き合うことが、大切だと思われます。
まずは自我を張らず、お互いの立場や意見を聞く。そんな所にヒントがあるのかも・・・。意外と、灯台下暗しなのかも知れません。
もちろんこの他にも、「ゴミの問題」・「駐車場の有無における交通上の安全面や、維持管理の問題」・「マナーの問題」等もありますが、先にも述べました通り、ただただ対立の状態を作り出すのではなく、まずは1歩づつでも前進してゆくことが大切と思います。
「The Future of Bassing・・・」
まさしく今、バスフィッシングの未来像を考えなければいけないのかも知れません
みなさんはどうお考えでしょうか?